物語は御伽の国、飛騨の山深い地、湯峰峠から始まります。
半世紀前、山林の中のカイコの養蚕小屋跡で湯峰ソーイングと命名した小さな縫製工場が
操業を始めました。降り積もる雪が溶ける春の訪れに歓び、美しい夏を過ぎ秋の紅葉を慈しみ、
四季の恵みに囲まれ洋服を作ってきました。その後、人手不足をアジアの人達と一緒に物作りをすることに活路を求め中国の繊維の町、南通を経てベトナムの地に辿り着き1/4世紀が経過しました。
蓮子の花が浮かぶ美しく拡がる水田の国、ベトナムで綺麗なフォルムのレディススーツや、ハードギアのアウトドアウェアーを生産し、日本でお客様のもと販売されています。
私たちはこの様に美しい自然に囲まれ営んできた物作りのマインドを大切にしライフスタイルメーカーとしてこれからも歩み続けたいと思います。